透析を始めるタイミングや方法を知りたい
透析を始めるタイミングや方法は、患者さんの腎機能・症状・生活スタイル・価値観によって異なります。正確な情報を持ったうえで、医師とともに最善の選択をすることが大切です。
透析を開始するタイミングの目安
日本透析医学会のガイドラインでは、以下の状況で透析導入が推奨されます。
- eGFRが15mL/分/1.73m²未満
- 尿毒症症状(悪心・嘔吐・食欲不振・意識障害など)がある
- 体液管理が困難(浮腫・肺水腫)
- 電解質異常(高カリウム血症・代謝性アシドーシス)が薬で管理できない
- 栄養状態の著しい悪化
血液透析と腹膜透析の比較
- 血液透析(HD)の特徴:週3回・各4〜5時間の通院が必要。透析効率が高い。シャントの管理が必要。医療スタッフのサポートが充実
- 腹膜透析(PD)の特徴:自宅・職場で毎日実施可能。通院は月1〜2回程度。残存腎機能を温存しやすい。腹膜炎のリスクがある。腹膜の寿命(5〜10年程度)がある
- 併用療法(HD+PD):腹膜透析に血液透析を週1回追加する方法。腹膜の負担を軽減
透析方法選択のポイント
- 仕事・通学・育児など生活スタイルとの両立
- 通院手段・家族のサポート状況
- 残存腎機能の程度
- 心臓・血管の状態(シャント造設への影響)
- 本人の希望・価値観
当院での対応
当院では血液透析・腹膜透析の両方に対応しており、患者さんの状況に合わせた最適な透析方法を一緒に検討します。
- 透析方法についての丁寧な説明と相談
- 透析室の見学・スタッフとの面談
- シャント造設・腹膜透析カテーテル留置の準備
- 腎移植を希望される方への情報提供・紹介
透析の開始タイミング・方法について知りたい方は、お気軽にご相談ください。
