塩分・水分・たんぱく質の摂り方を見直したい
腎臓病・高血圧・糖尿病などの生活習慣病の管理において、食事療法は薬物療法と同様に重要な役割を担います。特に塩分・水分・たんぱく質の管理は腎臓の健康を守るための基本です。適切な食事管理について専門家に相談しましょう。
塩分制限の重要性と実践方法
日本高血圧学会・腎臓病食事療法基準では、1日の塩分摂取量を6g未満が推奨されています(日本人の平均は約10g)。
- 調味料を計量して使う習慣をつける
- だし・香辛料・酸味(レモン・酢)を活用して薄味でも美味しく
- 加工食品・インスタント食品・外食のナトリウム含量に注意
- 醤油・味噌は減塩タイプを活用する
- 汁物は具だくさんにして汁の量を減らす
腎臓病のたんぱく質管理
慢性腎臓病(CKD)ではたんぱく質の過剰摂取が腎臓への負担を増大させます。一方、透析患者や筋肉量が低下している方は十分な摂取が必要です。
- CKD G3以降:たんぱく質 0.6〜0.8g/kg/日程度(主治医・栄養士の指示に従う)
- 透析患者:たんぱく質 1.0〜1.2g/kg/日程度(消耗分を補う)
- 良質なたんぱく質(魚・大豆・卵・乳製品)を優先する
- 低たんぱく食品(低たんぱくごはん・でんぷん製品)の活用
水分管理
- 腎機能が低下した場合、水分制限が必要なことがある(医師の指示に従う)
- 透析患者は透析間の体重増加が目安体重の3〜5%以内になるよう管理
- 尿量が確保されている場合は水分制限不要なことも多い
- 夏場は脱水にも注意が必要
当院での対応
当院では管理栄養士・腎臓病療養指導看護師が個別の状態に合わせた食事指導を行います。
- 個別の栄養評価・食事アセスメント
- 具体的な食事メニューの提案
- 食品交換表・低たんぱく食品の活用方法
- 外食・市販食品の選び方のアドバイス
食事の管理方法についてご相談したい方は、お気軽にご来院ください。
