尿の泡立ちが続いている
尿が泡立つことは、一時的な場合もありますが、泡が長時間消えない状態が続く場合は「たんぱく尿」の可能性があります。たんぱく尿は腎臓の機能低下を示す重要なサインであり、早期発見・早期治療が大切です。
尿が泡立つ原因
健康な腎臓は血液をろ過する際にたんぱく質を体内に留めておきますが、腎機能が低下すると本来尿に出てはいけないたんぱく質が尿に混ざります。たんぱく質は界面活性作用があるため、尿が泡立ちやすくなります。
- 排尿後しばらく経っても泡が消えない(持続する泡立ち)
- 泡が細かく量が多い
- 特に朝一番の尿で顕著にみられる
考えられる主な疾患
- 慢性腎臓病(CKD):腎機能の低下によりたんぱく質が尿中に漏れ出す
- 糖尿病性腎症:糖尿病の合併症として腎臓の糸球体が障害される
- ネフローゼ症候群:大量のたんぱく尿が特徴で、むくみを伴うことが多い
- 慢性糸球体腎炎:腎臓の炎症によりろ過機能が障害される
放置するとどうなる?
たんぱく尿を放置すると腎機能の低下が進行し、最終的に透析が必要になるケースもあります。また糖尿病性腎症は進行すると透析導入の主要な原因になります。早期の受診と適切な管理が腎臓を守ります。
当院での対応
当院では腎臓専門医が原因を詳しく調べ、適切な治療・管理を行います。
- 尿検査(たんぱく尿の定量・尿沈渣)
- 血液検査(腎機能・血糖・HbA1cなど)
- 腹部エコー検査
- 必要に応じて専門医療機関へのご紹介
「尿の泡立ちが気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
この記事を執筆・監修した人
田中 茂 (たなか しげる)
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医
福岡県大野城市「本村内科医院」院長。専門的な知見に基づき、慢性腎臓病(CKD)の管理から透析治療、生活習慣病管理、予防医療まで幅広い診療を行っている。
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