尿酸値が高い(痛風発作を起こしたことがある)
健康診断で「尿酸値が高い」と指摘されたり、痛風発作を起こされたりなさったことがあり、どのように対応すべきか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 毎日お忙しく、「自覚症状がないから」「病院を受診するのが少し怖い」とためらわれるお気持ちも理解できます。
しかし、尿酸値が高い状態(高尿酸血症)は、そのままにしておくと痛風発作の原因となるだけでなく、将来的な腎臓の機能低下や心血管疾患に関連する可能性があります。痛風発作を経験した方も、まだ発作がない方も、尿酸値のコントロールは腎臓を含む全身の健康管理において重要です。
当院では、患者さんが抱える不安に寄り添い、現在の体の状態や必要な検査・治療について丁寧にご説明し、ご自身のペースに合わせて改善を目指すサポートを行っています。
高尿酸血症・痛風の基準
- 高尿酸血症:血清尿酸値 7.0mg/dL超(男女共通)
- 痛風発作:関節(特に母趾の付け根)に尿酸塩結晶が沈着し、突然の激痛・腫れ・発赤を引き起こす
- 日本人の高尿酸血症患者は約1,000万人とも推計される
高尿酸血症と腎臓への影響
尿酸は腎臓から排泄されますが、尿酸値が高い状態が続くと腎臓に尿酸塩結晶が沈着し「痛風腎」を引き起こします。また尿路結石(尿酸結石)の原因にもなります。
慢性腎臓病(CKD)の患者さんでは、腎臓での尿酸排泄機能が低下するため、尿酸値がさらに上がりやすくなるという悪循環が生じます。健診でたんぱく尿を指摘された場合は、腎臓に負担がかかっているサインの可能性もあるため、早めの確認をご提案しております。
- 高尿酸血症 → 慢性腎臓病の進行を促進
- 慢性腎臓病 → 尿酸排泄低下 → 高尿酸血症の悪化(悪循環)
- 尿路結石(尿酸結石)の形成リスク増大
高尿酸血症と心血管疾患への影響
尿酸値が高いと「痛風による足の痛み」ばかりが注目されがちですが、実は血管への影響も見逃せません。 痛風発作などの自覚症状がなくても、高尿酸血症は全身の血管にじわじわと負担をかけ、動脈硬化を進行させる要因の一つであることがわかっています。
動脈硬化が進行すると、高血圧を招きやすくなるだけでなく、将来的に心筋梗塞や狭心症などの心疾患、あるいは脳卒中といった重大な病気のリスクを高める関連性が指摘されています。
高尿酸血症の主な原因
- プリン体を多く含む食事(内臓類・魚卵・アルコールなど)
- 過度の飲酒(特にビール・日本酒)
- 肥満・メタボリックシンドローム
- 腎機能低下による尿酸排泄低下
- 利尿剤などの薬剤の影響
腎臓専門医・総合内科専門医としての診療
福岡県大野城市の本村内科医院では、「日本内科学会認定医・総合内科専門医」「日本腎臓学会腎臓専門医」「日本透析医学会透析専門医」の資格を持つ医師が、専門的な知見に基づいた診療を行っています。痛風発作時の痛みを抑える治療はもちろんのこと、将来の重大な腎臓病や心血管疾患を防ぐための根本的な治療・管理を目指しています。 血液検査(尿酸値・腎機能・脂質・血糖など)や尿検査(尿pH・尿酸排泄量)を実施し、お一人おひとりの生活背景に合わせた食事指導(プリン体やアルコールの制限)と、適切な尿酸降下薬を用いた治療を通じて、全身の健康管理をサポートいたします。
当院での対応
当院では高尿酸血症を腎臓病・生活習慣病と合わせて専門的に管理します。単に尿酸値を下げることや一時的な痛みを抑えることだけを目的とするのではなく、将来の心臓や血管の病気を防ぎ、患者さんの健康な毎日を守ることを第一に考えています。総合内科専門医の視点から、血圧や脂質、血糖など全身の状態を総合的に評価し、無理のない範囲で生活習慣の改善と適切な治療をサポートいたします。
- 血液検査(尿酸値・腎機能・脂質・血糖など)
- 尿検査(尿pH・尿酸排泄量)
- 食事指導(プリン体・アルコール制限)
- 尿酸降下薬(フェブキソスタット・アロプリノール・ベンズブロマロンなど)による治療
- 痛風発作時の消炎鎮痛薬・コルヒチンによる治療
■ ご予約・お問い合わせ
尿酸値が高い方、痛風発作を経験された方、健診で再検査となった方は、どうぞお気軽にご相談ください。
来院案内(春日市・太宰府市など福岡各地域からのアクセス)
当院は福岡県大野城市に位置しておりますが、近隣の春日市や太宰府市、福岡市方面からも通院しやすい環境を整えております。
西鉄大牟田線白木原駅から徒歩3分、無料駐車場も完備(ご予約時にお電話でご確認ください)しておりますので、お車でのご来院も安心です。
この記事を執筆・監修した人
田中 茂 (たなか しげる)
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医
福岡県大野城市「本村内科医院」院長。専門的な知見に基づき、慢性腎臓病(CKD)の管理から透析治療、生活習慣病管理、予防医療まで幅広い診療を行っている。
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