腹膜透析
「透析が必要」と言われると、多くの方は週に3回、病院のベッドで数時間過ごす「血液透析(HD)」をイメージされるかもしれません。しかし、もう一つの選択肢として、ご自宅や職場で患者さんご自身が行う「腹膜透析(PD)」という治療法があります。
本村内科医院では、患者さんがこれまで通りの生活やお仕事を続けながら安心して治療に取り組めるよう、腹膜透析の専門的な管理・サポートに力を入れています。
腹膜透析(PD)とは?
お腹の中にある「腹膜」というご自身の生体膜を利用して、血液中の老廃物や余分な水分を取り除く治療法です。お腹にカテーテル(細いチューブ)を留置し、そこから透析液を出し入れすることで血液をきれいにします。 機器を使って就寝中に自動で行う方法(APD)と、日中に数回透析液を交換する方法(CAPD)があり、ライフスタイルに合わせて選択できます。
腹膜透析のメリット
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通院負担が少ない 通院は月に1〜2回程度で済むため、お仕事や趣味、ご家族との時間など、ご自身のライフスタイルを維持しやすくなります。
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体への負担が穏やか 毎日ゆっくりと持続的に透析を行うため、心臓や体への負担が少なく、透析後のだるさを感じにくい特徴があります。
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ご自身の腎臓の働き(残存腎機能)が長持ちしやすい 血液透析に比べ、尿が出なくなる時期を遅らせることができ、体液のバランスを保ちやすいという利点があります。
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食事制限が比較的緩やか 血液透析と比べると、カリウムなどの食事制限が緩やかになることが多いです。
当院での腹膜透析管理・サポート体制
当院では、患者さんがご自宅で安全かつ快適に腹膜透析を続けられるよう、以下の体制でサポートいたします。
1. 専門施設との連携と導入サポート
カテーテルをお腹に留置する手術が必要な際は、九州大学病院などの連携する専門の基幹病院へスムーズにご紹介いたします。退院後は、ご自宅で自信を持って透析が行えるよう、機器の操作やチューブの管理方法などを当院のスタッフが丁寧に指導・サポートいたします。
2. 月1〜2回の定期外来での細やかな管理
定期受診時には、血液検査や尿検査、体重・血圧の確認を行います。透析効率が十分か、除水量(水分の抜け具合)が適切かなど、腎臓専門医の視点で細かくチェックし、必要に応じて透析液の濃度や交換回数の調整を行います。
3. カテーテル出口部のケア・感染予防
腹膜透析で最も注意すべき合併症は、カテーテルの出口部感染や腹膜炎などの「感染症」です。毎月の外来にて出口部の状態を丁寧に確認し、ご自宅での消毒・ケア方法の見直しやアドバイスを行い、トラブルを未然に防ぎます。
4. 24時間体制のバックアップ
当院は時間外対応の施設基準を満たしており、夜間や休日の急な体調不良、カテーテルのトラブル時などにも速やかに対応・連携できる体制を整えています。ご自宅での治療に不安を感じさせないよう、しっかりバックアップいたします。
5. 将来を見据えた治療プランの提案
腹膜の機能は、長期間(一般的に5〜8年程度)継続すると徐々に低下してくることがあります。その際は、週1回の血液透析を組み合わせる(ハイブリッド療法)など、患者さんの状態の変化に合わせた最適な次のステップをご提案いたします。
こんな方にご相談をおすすめします
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透析が必要と言われたが、今の仕事をどうしても続けたい方
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自宅でご家族と一緒に過ごす時間を大切にしたい方
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頻回な通院のための介助や送迎が難しい方
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血液透析と腹膜透析、どちらが自分に合っているか迷っている方
腹膜透析についての疑問や不安などがございましたら、決して一人で抱え込まず、まずはお気軽に当院の専門医へご相談ください。一人ひとりのライフスタイルに合った最良の治療選択を、一緒に考えていきましょう。
