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最近体重が急に増えた・減った

短期間での急激な体重変化は、腎臓病や他の疾患のサインである可能性があります。特に急激な体重増加は体内への水分貯留(むくみ)を示すことがあり、腎臓・心臓・肝臓などの疾患と関連していることがあります。

急激な体重増加が示すこと

数日〜1〜2週間で急に体重が増えた場合(特に2〜3kg以上)、脂肪の増加ではなく体内に水分がたまっている可能性があります。

  • 腎機能低下(慢性腎臓病・腎不全):尿として水分を排泄できなくなり体内に蓄積
  • 心不全:心臓のポンプ機能低下により全身に水分がたまる
  • ネフローゼ症候群:大量のたんぱく尿とむくみを伴う急激な体重増加
  • 肝臓病(肝硬変など):腹水・むくみによる体重増加

急激な体重減少が示すこと

意図しない体重減少(特に6ヶ月で体重の5%以上)は疾患のサインです。

  • 糖尿病(特に1型・コントロール不良の2型):インスリン不足により糖をエネルギーとして使えずやせていく
  • 腎不全・尿毒症:食欲不振・悪心により体重が減少
  • 甲状腺機能亢進症:代謝が亢進し体重が減少
  • 悪性腫瘍:がんによる体重減少(悪液質)
  • 消化器疾患:吸収不良・下痢・嘔吐

当院での対応

当院では急激な体重変化の原因を詳しく調べ、適切な治療・管理を行います。

  • 体重・浮腫の評価
  • 血液検査(腎機能・肝機能・甲状腺・血糖など)
  • 尿検査(たんぱく尿・血尿)
  • 腹部エコー検査
  • 必要に応じた専門医療機関へのご紹介

急激な体重変化が気になる方は、お気軽にご相談ください。

この記事を執筆・監修した人

田中 茂 (たなか しげる)

日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医

福岡県大野城市「本村内科医院」院長。専門的な知見に基づき、慢性腎臓病(CKD)の管理から透析治療、生活習慣病管理、予防医療まで幅広い診療を行っている。

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