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口の渇き・多飲・多尿が続いている

口の渇きがひどく、水をたくさん飲み、尿が多い状態が続く場合(口渇・多飲・多尿)、糖尿病や腎臓病などの疾患が隠れている可能性があります。これらの症状は重要なサインですので、早めに専門医を受診することをお勧めします。

口渇・多飲・多尿の主な原因

  • 糖尿病:血糖が高くなると浸透圧利尿により大量の尿が出て(多尿)、水分が失われるため口が渇き(口渇)、大量の水を飲む(多飲)。糖尿病の三大症状の一つ
  • 尿崩症:抗利尿ホルモン(ADH)の欠乏または作用不全により非常に大量の薄い尿が出る。1日10リットル以上になることも
  • 慢性腎臓病(尿濃縮能の低下):腎機能の低下により尿を濃縮できず、薄い尿が多量に出る
  • 高カルシウム血症:副甲状腺機能亢進症などによる血中カルシウム上昇が多尿の原因になる
  • 心因性多飲:ストレスや精神的な問題から大量の水を飲んでしまう

糖尿病の場合の注意点

口渇・多飲・多尿は糖尿病が進行してから現れる症状です。この症状が出ている場合、すでに高血糖状態が続いている可能性があります。放置すると糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖症候群などの急性合併症のリスクもあります。

当院での対応

当院では口渇・多飲・多尿の原因を詳しく調べ、適切な治療・管理を行います。

  • 血液検査(血糖・HbA1c・電解質・腎機能・カルシウムなど)
  • 尿検査(尿糖・尿浸透圧・尿比重)
  • 水制限試験(尿崩症の評価)
  • 糖尿病の診断・治療開始
  • 必要に応じた専門医療機関へのご紹介

口の渇き・多飲・多尿が続く方は、早めにご相談ください。

この記事を執筆・監修した人

田中 茂 (たなか しげる)

日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医

福岡県大野城市「本村内科医院」院長。専門的な知見に基づき、慢性腎臓病(CKD)の管理から透析治療、生活習慣病管理、予防医療まで幅広い診療を行っている。

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