若い世代の腎臓・血圧が心配
腎臓病・高血圧は中高年だけの病気ではありません。若い世代でも発症することがあります。学校健診での尿異常・血圧異常を指摘された場合や、家族歴がある場合は、早めに専門医を受診することが大切です。
※誠に恐れ入りますが、当院では小児の診療は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。
子どもの腎臓病・血圧について
- 学校検尿(小・中・高校での尿検査):たんぱく尿・血尿が指摘された場合は必ず専門医を受診。IgA腎症・ネフローゼ症候群・遺伝性腎疾患などが見つかることがある
- 小児高血圧:子どもでも肥満・腎臓病・内分泌疾患による高血圧が起こりうる。早期発見・治療が成人後の心血管リスク低減につながる
- 遺伝性腎疾患:多発性嚢胞腎・アルポート症候群など、子どもの頃から管理が始まる疾患がある
若い世代(20〜40代)の腎臓・血圧について
- 若い世代は健診を受ける機会が少ない、あるいは受けても結果を放置してしまうことが多く、高血圧・糖尿病・CKD(慢性腎臓病)の発見が遅れやすい傾向にあります。
- 若年性高血圧は、生活習慣だけでなく別の病気(腎臓や内分泌疾患など)が原因で起こる「二次性高血圧」の割合が中高年より高くなります。
- 食生活の変化などにより、肥満・メタボリックシンドロームの若年化が進んでいます。
- 過度なプロテイン摂取やサプリメントの利用が、知らず知らずのうちに腎臓へ負担をかけていることがあります。
注意すべき症状・サイン
次のような症状や指摘があった場合は、早めにご相談ください。
- 職場や大学、自治体の健診で尿の異常(たんぱく・血尿)を指摘された
- 血圧が高いと言われた(若い世代の基準も140/90mmHg以上)
- まぶたや足のむくみが気になる
- 尿の泡立ちが続く
- 家族に腎臓病・高血圧・多発性嚢胞腎などがある
当院での対応
当院では、ご高齢の方から20〜40代の若い世代まで、大人の患者さんを対象とした腎臓・血圧の専門的な管理を行っています。
- 健康診断で異常を指摘された場合の精密検査
- 若年性高血圧の原因精査(二次性高血圧の除外)
- 遺伝性腎疾患の診断・管理
- 若い世代のライフスタイルに合わせた生活習慣の改善指導
若い世代の方でも、腎臓や血圧に関して不安なことがあれば、決して放置せずお気軽にご相談ください。
この記事を執筆・監修した人
田中 茂 (たなか しげる)
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医
福岡県大野城市「本村内科医院」院長。専門的な知見に基づき、慢性腎臓病(CKD)の管理から透析治療、生活習慣病管理、予防医療まで幅広い診療を行っている。
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