透析効率と透析条件

皆さんは、ご自身の透析がどのような条件で行われているのかご存じですか?
患者さんによって、機械の設定、使用している透析膜、針等々一人一人違うんです。
今回はその一つ一つの内容をどのように決めているのかを簡単にご紹介したいと思います。

当院では 6 月と 12 月の年に 2 回、透析療法によって充分な透析が行われているかどうかをチェックしています。
透析前後に行う採血、体重、透析時に設定していた血液流量などの様々な条件を用いて計算式にあてはめ、透析効率(Kt/V)と呼ばれる指標となる数値
を算出します。
その数値をもとに、現在の透析条件が充分に足りているのかをチェックします。
透析効率(Kt/V)とは、1 回の透析で老廃物がどの程度除去されたかを示す指標で、日本透析医学会では 1.2 以上(目標 1.4 以上)が推奨されています。
この値が目標よりも低かった場合、現在の透析条件を変更し、より効率よく老廃物の除去が行える環境を整えます。

検討する項目は主に以下の 3 点です
①血流量の増加 ②透析時間の延長 ③ダイアライザ(透析膜)の変更

この 3 項目をどのように変更していくのかを医師をはじめ、日頃の様子を診ているスタッフと情報共有をしながら決めていきます。
方針が決まると医師から患者さんへ結果の説明と、透析条件の変更についての相談をします。
特に②の透析時間の延長については、現在行っている時間よりも延ばすことを提案するため、患者さんにとっては一番受け入れ難いことになると思いますが、皆さんの身体
に一番良い透析条件が何なのかを考えたご提案です。あくまでも提案なので絶対ではありません。

ご自身の身体について一緒に考え、一緒に悩んでいただけると嬉しいです。
その他にも、自分の透析って?と疑問が湧いた際には、いつでもスタッフへお聞きください。生活に直結する透析について一緒に考えていきましょう。

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