透析用監視装置 TR-10EXを導入しました。

2024年2月19日、東レ社製の透析用監視装置TR-10EXを11台導入しました。

特 徴

操作・メンテナンスの効率化

透析ナビゲート機能により、透析の準備から終了までの一連の操作を支援します。装置内部は、各種調節デバイスの本体右側への集約配置、電磁弁のユニット化など、メンテナンス性を考慮したレイアウトとなっています。

 運用の合理化

逆ろ過透析液方式およびオンライン補充方式の2つの透析液自動化機能に対応しています。さらに、透析システム全体の運用・管理を支援する装置統合管理支援システムと連携することで、さらなる運用の効率化・経済性向上に貢献する装置となっています。

安定透析の支援

安定透析実現を支援する多種類の生体モニタリングデバイスを備えています。

災害・緊急事態への備え

災害・緊急事態を想定した各種監視・支援機能も備えており、「もしも」のときの操作をサポートされます。

 

【導入に伴う、ET(エンドトキシン)・生菌の検査】

当院では、装置導入に伴い一般社団法人日本透析医学会が監修している

「2016年版透析液水質基準達成のための手順書Ver1.01」の生物学的汚染基準を遵守し、安全を確認してIHDF(間歇補充型血液透析ろ過治療)を行っています。

※「2016年版透析液水質基準達成のための手順書Ver1.01」5-1 生物学的汚染基準にあります5-1-6 測定頻度(ET、生菌)項目 注5)とは超純粋透析液:透析装置製造業者によってバリデーションされた機器を使用する場合には、その使用基準に従う。さらにオンライン補充液を作製する透析液では ET、生菌はシステムが安定するまでは2週間ごと、透析機器安全管理委員会によってシステムが安定されたと判断された後は、毎月少なくとも末端透析装置1基以上が試験され各装置が少なくとも年1回試験されるように装置を順番に測定を行っている。

 

【導入2週間目の検査結果】

【導入2週間までは生食プライミング】

自動化のプライミングに慣れているため生食によりプライミングの注意ポイントを周知した。

【今後の予定】

4月より日機装社製DCS-200SIを2台運用開始します。

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