当院では、年に1~2回、握力測定を行っています。
『握力は、全身の筋力・体力を反映する指標の1つになる』という事が近年の研究で分かってきました。
体力測定には、三伏とび、片足立ち、5m歩行、膝進展など高齢の方々には、危険を伴い難しいものばかりです。
そこで安全で簡単に行える握力測定で、筋力・体力が、持続しているのか、低下してきたのか、
おおよそ知ることができます。自分の筋力を知っていただき、今後の体力・筋力の維持のための指標にしていただきたいと思い測定しています。
外来の通院を続ける為には、筋力・体力の維持が必要です。小さな努力が大切なのです。
ウオーキング(散歩)、スポーツジム、スイミング(水中ウオーキング)、体操教室、カラオケ、フラダンス、リハビリテーション、趣味などなど、何でもいいのです。
出来る限り、外来で通院を続けられるよう、自分にあった運動をみつけましょう。
<握力測定方法> 立位 又は 座位で行います。
当院で握力測定行い、運動の有無の関係を調べました。(2017年11月)
男性74% 女性 64% が運動をしていました。
運動内容は、散歩、体操教室、ジム、ゴルフ、テニス、デイサービスでリハビリテーションなどでした。
また、運動を2種類以上されている方は、28%名いました。
(散歩と体操教室や散歩とジムなど、男性6名 女性5名)
運動されている方は、全員握力値は、平均以上でした。