「2016年版透析液水質基準」に基づいたエンドトキシン測定と生菌測定を行い透析液の管理について掲載しました。「2021.03.20 トピックス」
昨年度も、日本透析医学会の「2016 年版 透析液水質基準」の基づき管理を行ってきました。2022年4月~2023年3月までの当院の水質管理状況をご報告いたします。
近年、透析液を使用した透析準備や透析療法が主流となっており、当院でも自動プライミング装置を使用し、透析液にて血液回路・ダイアライザーの洗浄・充填を行います。
また、通常の透析療法では、除水を行うことで、血管内ボリュームが減り、それに伴い体の深部では小さな血管がさらに細く閉まって、血液や物質の流れが悪くなると考えられることから、間欠的に補充液が入ることで、細くなった血管がまた開いて、体の深部から老廃物を掻き出す効果が期待できる、i-HDF療法を主に行っています。そのため、透析液の清浄化はより厳しく水質管理の重要であります。
本年も、毎年行われる【透析液水質確保に関する研修】に参加いたしました。
*本年は、オンデマンド受講のみでありました。受講完了しました。